クライアントにとって、あなた自身の存在理由は何ですか?
私たちなら、こう答えます。「期待を創造すること」と。
日本にはもともと、個性溢れる地域社会や、それを支える家族、個人というものが存在しました。個人は時にはリーダーシップを発揮して、地域に対して誇りと責任を持ち接しました。近代化の波が押し寄せ進むにつれて、大企業が社会に対して大きな影響力を持つようになりますと、多くの人は安定した企業で働くことを望みだします。
しかし、社会的に影響力のある企業に就職するということは、家族や地域社会との人間的な連携を断ち切るということも意味しました。米国型消費社会へのあこがれも手伝ってか、人々はいいお給料をもらい、欲しいものを手にすることを一番と考えだしました。社会を担う働き盛りの人が家族にも地域にも属さず、仕事の関係で全国を転々とするという、いびつな社会のカタチができあがったわけです。高学歴の人が日本を代表するような企業に就職します。そして彼らは失敗をしないようにそつなく振舞います。
何かに挑戦すれば失敗するのは当然で、それによって緊張感や慎重さ、自らの行動に対する責任感も生まれてきます。今の日本社会においては、新しいことに挑戦する風土や、個人においてはその勇気さえ薄らいでしまったように思われます。その結果、資本の論理に負ける人がとりわけ多くなったようにも見受けられます。日本は多くの会社人間はつくりましたが、責任ある個人を育てることには失敗したようです。
そんな日本においても、製品の価値やサービスの価値といったことに対する差異化が叫ばれています。横並びや二番煎じが得意な、日本人が創り出す価値というモノに対して、世の人々から要求を突きつけられている訳です。差異化は、価値を提供する過程において、顧客の期待を満たし続ける行為の中から生まれます。そして私たちは、その顧客の期待を創造することこそを、私たち自身の存在理由に位置付けています。創造的なものは、失敗を恐れていては生まれません。何ごとにも果敢にチャレンジする気持ちを、私たちは大切にします。
私たちには、プランニングと熱い表現があります。ビジネスシーンを中心に、ソリューションのご提供・システムの開発といったお仕事をとおして、私たちの志や知力に触れていただけたらと思います。
私たちは知っています。資本の意味が、インターネットで変わったことを。 こんな小さな想いこそが、世界の人々に届くことを。